福井県は南北に長く、ちょうど真ん中あたりに位置する木ノ芽峠を境に北側を嶺北地域、南側を嶺南地域と呼びます。嶺北地域の中心都市が県庁所在地の福井市で、嶺南地域の中心都市が敦賀市です。人口約75万人のうち約25万人が福井市に住んでいることもあり、多くのゴルフ場が嶺北地域に造成されています。県内に10カ所以上のゴルフ場がある中、嶺南地域は2コースのみで、それ以外は嶺北地域に集まっています。
福井県には福井空港があるものの、滑走路が短くて大型ジェット機の離着陸ができないため定期便の運航がなく、ゴルフ場へのアクセスは車か電車に限られていました。近畿圏からのアクセスはスムーズでしたが、首都圏からのアクセスには恵まれていませんでした。それが2024年3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業したことにより、アクセスが劇的に改善されました。芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅からタクシーやレンタカーで福井県のゴルフ場に行けるようになりました。
福井県のゴルフ場にアクセスする際の拠点になるのは、県庁所在地の福井市か“関西の奥座敷”と呼ばれる芦原(あわら)温泉です。そのどちらの駅からも約20分でコースに到着できる利便性のよさで人気を集めているのがフクイカントリークラブ。東・中・西コースの計27ホールはフラットな地形の中に池やバンカーを巧みに配置して戦略性を高めており、初心者から上級者まで楽しめるセッティングになっています。